小学生の時、いじめに遭いました。
風邪で休んで、久しぶりに登校すると、私にはコレラ菌というあだ名が付いていました。
机は皆から離され、喋ってももらえず、汚いもの呼ばわりで、かなり嫌われました。
学校へ行くのが嫌で仮病を使ったりしましたが、結局、母親に相談しました。
確か翌日、母が学校へ来てくれて、担任と私とで話したのですが…。
母が帰った後、教室で担任の若い女の先生が、こういうことがあったと、みんなの前で話し、最後にこう言ったのです。
「お家の人に言いつけるのは、先生は良くないと思います!」と。
裏切られたような…私が良くないことをしたと先生がみんなに言っているような…
そんな嫌な気持ちと、私を心配して学校へ来てくれた母をかわいそうに思う気持ちとで、もう、家に帰りたくなったのを覚えています。
成長していく中で、あの時の母への気持ちは、先生に侮辱されたようで悔しく、申し訳ないという気持ちだったと思います。
結局、数年それは続きました。
高学年になるにつれ、女子は普通に接してくれるようになりました。
中学校は、2つの小学校が同じ中学に通うことになるのですが、男の子たちは、もうひとつの小学校からの生徒にも言いふらし、小学生の頃と変わらず…
先生たちも見て見ぬふりで、本当に毎日地獄でした。
こんな私の娘だからか、次女も同じように小学校からいじめられてきました。
私は母に「人に言われて嫌なことは言わない。人にされて嫌なことはしない。自分が逆の立場だったらどうか考えてごらん。」とずっと言われてきました。
私も娘たちをそう育ててきました。
でも結局、私も次女もいじめに遭い、逃れられなかった。
いじめのニュースを見るたびに、先生から言われたこと、クラスの子たちから言われたりされたりしたことを思い出し、つらく、憂鬱な気持ちになってしまいます。